米連邦地裁、エプスタイン元被告巡る大陪審文書の公開認めず

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米連邦地裁はエプスタイン元被告巡る大陪審文書の公開を認めない判断を示した/Uma Sanghvi/The Palm Beach Post/USA Today Network/Imagn Images

米連邦地裁はエプスタイン元被告巡る大陪審文書の公開を認めない判断を示した/Uma Sanghvi/The Palm Beach Post/USA Today Network/Imagn Images

(CNN) 米フロリダ州の連邦地裁の判事は23日、性犯罪で起訴され、勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告の刑事捜査を巡り、大陪審文書の追加公開を認めない判断を示した。司法省はエプスタイン事件への対応を巡る国民の反発を鎮めようと躍起だが、その取り組みは最初の壁に突き当たっている。

今回の開示請求は複数の大陪審の一つに関するもので、他の請求については依然として審査中。

ローゼンバーグ判事は今回の判断で、司法省は「幅広い公益性」を理由に非公開の証拠の開示を求めており、「司法手続きの一環」としてではないため、自身の「裁量は限られる」と説明した。

与野党の議員やトランプ大統領の熱心な支持者の一部を含む市民からの批判が強まる中、トランプ氏は先週、ボンディ司法長官に対し、これまで非公開だった証拠の開示を請求するよう要請していた。

ただし、司法省が開示請求している大陪審証言は、エプスタイン元被告の捜査や事件に関する文書数千点の一部にすぎない。こうした文書の多くはすでに司法省が保管しており、陪審に提出されていなかった可能性もある。

司法省は今月のメモで、この件で新たな文書を公表する予定はないと表明。また、性的人身売買や小児性愛行為に関与したとされる有力者のリストをエプスタイン元被告が保有していた証拠はなく、エプスタイン元被告がニューヨークの拘置所の監房内で殺害された事実もないと説明していた。

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