カナダ国籍の男性、米移民留置施設で死亡 領事館が米政府に説明要求

米フロリダ州の移民税関捜査局施設で、留置中だったカナダ国籍の男性が死亡した/FLORIDA DEPARTMENT OF CORRECTIONS

米フロリダ州の移民税関捜査局施設で、留置中だったカナダ国籍の男性が死亡した/FLORIDA DEPARTMENT OF CORRECTIONS

(CNN) 米フロリダ州にある移民税関捜査局(ICE)の施設で、留置されていたカナダ国籍の男性が死亡した。カナダ領事館は米政府に対し、詳しい情報の提供を要求している。

死亡したのは米国の永住権を持つジョニー・ノビエロさん(49)。ICEによると、2023年に有罪判決を受けた恐喝と麻薬密売事件をめぐって米連邦施設に留置され、国外追放される予定だった。

しかし23日午後、意識を失って倒れているのが発見され、駆け付けたマイアミ消防救急隊が死亡を確認した。死因については捜査中としている。

ノビエロさんは5月15日に保護観察所でICEに逮捕され、強制移送手続きのため出頭するよう通告されていた。

カナダのアニタ・アナンド外相は、ノビエロさんの死亡についてカナダ政府は26日に連絡を受けたと発表し、「カナダ領事館は緊急に、米政府からのさらなる情報を求めている」とした。

ノビエロさんは1988年1月に正規のビザで米国に入国し、91年10月に永住権を獲得した。

裁判記録によれば、2023年10月には恐喝と薬物密売の罪に問われてフロリダ州ボルシア郡で有罪判決を受け、禁錮12カ月を言い渡された。

しかし弁護士によれば、ノビエロさんは模範的な態度などが認められ、服役したのは約125日のみだった。直近では今年2月、裁判所に社会奉仕活動が認められたと本人から連絡があったという。

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