トランプ米大統領、ウクライナに追加の防衛兵器供与へ

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射撃訓練を行うウクライナ軍の新兵=3月、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州/Paula Bronstein/Getty Images

射撃訓練を行うウクライナ軍の新兵=3月、ウクライナ・ドニプロペトロウスク州/Paula Bronstein/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は7日、一部の搬送を停止していたウクライナ向けの兵器をめぐり、追加の防衛兵器を送る考えを明らかにした。

トランプ氏は「さらに兵器を送る。ウクライナは自衛できなければならない」と述べた。「ウクライナは非常に大きな打撃を受けている。我々はより多くの武器を送らなければならないだろう。主に防衛兵器だが、ウクライナは非常に激しい攻撃を受けている」

ホワイトハウス高官は先週、CNNに対し、米政権が防空ミサイルを含む一部の兵器の搬送を停止したと明らかにしていた。決定はヘグセス国防長官が署名した対外軍事支出の見直しに基づくもので、ホワイトハウスの報道官は「米国の利益を最優先するため」と説明していた。

米当局者の一部は、ウクライナ支援の見直しについて、国防総省が中国に重点を置き、太平洋での将来の紛争に備えようとする動きと関係していると示唆した。これは、コルビー国防次官(政策担当)が優先課題としている。

ロシアは武器供与の停止を歓迎し、証拠を示すことなく、米国に兵器が不足しているために停止されたと主張していた。

国防総省の報道官は7日、声明で、「トランプ大統領の指示により、国防総省は、恒久的な和平の確保に取り組む間、ウクライナが自衛できるよう追加の防衛兵器を送る。大統領が世界中の軍事輸送を評価する枠組みは引き続き有効であり、米国第一の防衛の優先事項に不可欠なものだ」と述べた。

米国はロシアの全面侵攻が始まった2022年以降、ウクライナに対する最大の軍事支援国であり、防空システムや無人機、ロケット砲、レーダー、戦車などを供与している。このため米国の武器の備蓄の減少をめぐり懸念が生じている。

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