トランプ氏が「2週間の猶予」を公表するよう指示、攻撃計画隠すため 情報筋

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イランの核施設に対する空爆をめぐり記者会見に臨むヘグセス国防長官とケイン統合参謀本部議長/Alex Brandon/AP

イランの核施設に対する空爆をめぐり記者会見に臨むヘグセス国防長官とケイン統合参謀本部議長/Alex Brandon/AP

(CNN) トランプ米大統領は数日前からイランで軍事活動を実施する方向へと大きく傾いていたものの、自身の本当の考えをあいまいにするため、側近に対し、イランを攻撃するかどうかは2週間以内に決定すると報道陣に伝えるよう指示していた。複数の情報筋が明らかにした。

情報筋によれば、トランプ氏は、イランの核施設への攻撃について最終的な決断を下したとする報道に不満を募らせ、2週間という猶予を示すことでイラン側を混乱させて、攻撃計画を隠すことができると考えたという。

トランプ氏から指示が出されたのは19日で、かつての側近スティーブ・バノン氏と昼食をとる直前だった。バノン氏は公の場で、イランへの関与について懐疑的な姿勢を示していた。その後、ホワイトハウスのレビット報道官が記者団の前に現れ、トランプ氏の指示に従った。この発表は、トランプ氏が攻撃についてまだ決断していないことを世界に向けて示唆するものだった。

最終的な決定が下されたのは21日で、爆撃機はすでに飛び立っていた。周囲の見方ではトランプ氏の決意は数日前から固まっていた。トランプ氏は攻撃計画の説明を受けており、毎日対面で国家安全保障担当の高官らと協議し、電話でもやり取りを重ねていたという。

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