カリフォルニア州兵派遣、トランプ氏の指揮権維持を認める 米連邦控訴裁

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ホワイトハウス南庭に旗ざおが設置された際に発言するトランプ氏=18日/Evan Vucci/AP

ホワイトハウス南庭に旗ざおが設置された際に発言するトランプ氏=18日/Evan Vucci/AP

(CNN) 米連邦控訴裁判所は19日、トランプ大統領がカリフォルニア州の州兵数千人の指揮権を維持することを認める判断を示した。

トランプ氏は第9巡回区控訴裁に対し、州兵4000人の指揮権を手放すよう命じた下級審の判断の差し止めを求めていた。移民摘発をめぐる混乱の中、トランプ氏はロサンゼルスの治安強化を目的にこれらの州兵を連邦政府の指揮下に置いた。

裁判所は未署名の判断で「大統領は法律上の権限を合法的に行使した可能性が高い」と述べ、トランプ氏が州兵を指揮下に置くために今月援用した連邦法に言及。トランプ氏による連邦法違反を指摘したカリフォルニア州のニューサム知事(民主党)の主張を退けた。

今回の判断を下した判事団は、トランプ氏に任命された判事2人と、バイデン前大統領に任命された判事1人で構成されている。

連邦地裁は先週、トランプ氏が州兵掌握のために依拠した法律の複数の条項に違反したと結論付け、トランプ氏に指揮権の放棄を命じていた。この中には、州兵を指揮下に置く際は「知事を通じて」命令を出すよう大統領に義務付ける条項も含まれる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「トランプ大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]