EUへの50%関税、7月9日まで発動延期 トランプ米大統領

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大統領専用機への搭乗前に取材を受けるトランプ大統領=25日、ニュージャージー州/Nathan Howard/Reuters

大統領専用機への搭乗前に取材を受けるトランプ大統領=25日、ニュージャージー州/Nathan Howard/Reuters

(CNN) トランプ米大統領は25日、欧州連合(EU)からの輸入品に課す予定だった50%の関税について、発動を7月9日まで延期することで合意したと明らかにした。トランプ氏はこれまでも、関税発動を宣言して市場を混乱させ、その後に撤回または延期することを繰り返している。

トランプ氏によると、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と「とても良い電話会談」を行い、延期が決まったという。

「フォンデアライエン氏は真剣な交渉に入りたいと述べた」と、トランプ氏は記者団に語った。フォンデアライエン氏から6月1日を7月9日に動かせるかと言われて同意したと続けた。

トランプ氏は23日、EUとの「合意は望んでいない」と語り、50%の関税を6月1日に発動するとしていた。この関税は、4月に表明した20%の「相互関税」に続いて導入される予定だったが、これも他の相互関税と同様に延期されていた。

記者団に語った数分後、トランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」に「交渉は迅速に始まる」と投稿した。

同日には、フォンデアライエン氏もSNS「X」に、トランプ氏との「良い電話会談」があったと書き込んでいた。

フォンデアライエン氏は「EUと米国は世界で最も重要で緊密な貿易関係を共有している。欧州は迅速かつ断固として交渉を進める準備ができている。良い合意に達するには7月9日までの時間が必要だ」と述べた。

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