トランプ氏、プーチン氏の行動「気にくわない」 追加制裁も検討

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大統領専用機に乗り込む前に記者団に応じるトランプ米大統領=25日、ニュージャージー州モリスタウン/Manuel Balce Ceneta/AP

大統領専用機に乗り込む前に記者団に応じるトランプ米大統領=25日、ニュージャージー州モリスタウン/Manuel Balce Ceneta/AP

(CNN) ロシアが3年を超えるウクライナ戦争の中で最大規模の空爆を実施し、2晩連続でウクライナ首都キーウをはじめとする各地をミサイルとドローン(無人機)で攻撃したことを受け、トランプ大統領は25日、ロシアのプーチン大統領に「一体何が起こったのか」全く分からないとし、「プーチン氏の行動は気にくわない」と述べた。

トランプ氏は記者団に対し、「彼は多くの人々を殺している。プーチン氏に一体何が起こったのか分からない。私は彼を長年知っている。ずっと彼との仲は良かったが、彼は街にロケット弾を送り込み、人々を殺している。全く気に入らない」と述べた。「我々は話し合いを続けている最中なのに、彼はキーウなどの都市にロケット弾を撃ち込んでいる」

今回の攻撃のわずか1週間ほど前にはプーチン氏とトランプ氏の電話会談が行われていたため、トランプ氏は今回の事態に「非常に驚いている」と述べた。そのうえで、ウクライナのゼレンスキー大統領が求めている対ロシア追加制裁を「本当に」検討していると述べた。

プーチン氏との良好な関係をたびたび強調してきたトランプ氏は、19日に同氏と電話会談を実施し、ロシア・ウクライナ間の30日間の停戦交渉を試みた。

トランプ氏はプーチン氏との会談後、ゼレンスキー氏をはじめとする欧州同盟国と電話会談を行い、「ロシアとウクライナは停戦、そしてさらに重要な戦争の終結に向けた交渉を直ちに開始する」と発表していた。

今回の攻撃を受け、ゼレンスキー氏は25日、「米国、そして世界の他の国々の沈黙は、プーチン氏を勇気づけるだけだ」と批判した。

当局によると、ウクライナ各地で行われた攻撃で少なくとも12人が死亡、数十人が負傷した。死者には子どもも含まれる。

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