バイデン氏、選挙集会でジョージ・クルーニー氏を認識できず 認知能力の衰えあらわに 2024年大統領選
クルーニー氏による選挙資金集めのイベントは討論会の約2週間前に行われた。新著によれば、クルーニー氏は長年の知り合いであるバイデン氏とのやり取りに「心の底から動揺した」という。
抜粋によれば、そのやり取りを目撃したハリウッドの有名人は「あれはよくなかった」と振り返った。「知り合いだと認識する瞬間、それも自身のために資金集めをしている有名人だと認識する瞬間が遅れていた。気まずかった」
こうしたやり取りは、クルーニー氏がひと月も経たないうちに、バイデン氏に対して選挙戦からの撤退を求める論説を発表した動機を説明するのに役立ちそうだ。
クルーニー氏は、バイデン氏が7月8日に発表した選挙戦継続を主張する書簡にも衝撃を受けた。新著によれば、クルーニー氏はバラク・オバマ元大統領に連絡をとり、論説の執筆を検討していることを伝えたという。だが、オバマ氏からは、論説を発表すれば、バイデン氏の抵抗が強まるだけだとの助言があったという。
新著には「衰えは一直線ではなかった。良い日もあれば悪い日もあった。しかし、大統領職の最後の日まで、バイデン氏とその側近らは、バイデン氏の活力や認知能力、コミュニケーション能力が著しく衰えていたという現実を認めようとしなかった。さらに悪いことに、彼らはさまざまな手段を使って、それを隠そうとした」とつづられている。