バイデン氏、全米トラック運転手組合と会談 大統領選での推薦獲得狙う

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全米トラック運転手組合のショーン・オブライエン会長=2023年7月、ニューヨーク市/Brendan McDermid/Reuters/File

全米トラック運転手組合のショーン・オブライエン会長=2023年7月、ニューヨーク市/Brendan McDermid/Reuters/File

ワシントン(CNN) バイデン米大統領は12日、11月の大統領選で大きなカギを握る労働組合、全米トラック運転手組合の幹部らと会談した。

同組合は100万人以上の組合員を抱える世界最大規模の労働組合で、複数の激戦州で大きな影響力を持つ。

バイデン陣営の発表によれば、バイデン氏は「長年労働組合の味方だったことを組合側と話し合う機会に恵まれたことに感謝」し、「キャリアのすべてを費やした労働者が誇りをもって退職できるよう、社会保障やメディケア(高齢者向け保険)を守ることの重要性に同意した」という。

トランプ前大統領は今年すでに同組合と会談済み。同組合は2016年、20年の大統領選でいずれもトランプ氏の対立候補を支持したが、24年の選挙戦ではまだ立場を表明していない。

労働階級からの票の獲得を戦略の主軸におくトランプ氏は、20年の大統領選でバイデン氏に奪われたミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州の激戦州を中心に、組合員へアピールを続けている。

バイデン氏はもうひとつ重要な労働組合、全米自動車労組(UAW)とは1月にワシントンで会談し、すでに支持を獲得している。

UAWのショーン・フェイン会長はバイデン氏支持を表明するにあたり、昨年ミシガン州で同組合がストライキを行った際、同氏が現職大統領として初めて組合員とともにピケに立った点を強調した。

フェイン氏は7日の一般教書演説にも出席していた。

バイデン氏はかねて「歴代最も労組寄りの大統領」という立ち位置をアピールしているが、必ずしも組合幹部からの支持が個々の組合員の票につながるとは限らない。

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