トランプ氏、再選なら「中国に60%超の関税も」

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予備選を前に選挙集会に出席するトランプ前大統領=1月16日、米ニューハンプシャー州/Elizabeth Frantz/Reuters

予備選を前に選挙集会に出席するトランプ前大統領=1月16日、米ニューハンプシャー州/Elizabeth Frantz/Reuters

(CNN) 米大統領で再選を目指すトランプ前大統領は4日、自身が大統領に復帰した場合、中国からのすべての輸入品に60%以上の関税を課すことを検討するとの意向を示した。

米紙ワシントン・ポストが先日、トランプ氏は60%の対中関税を検討していると報じたことについて、FOXニュースの番組で司会者が質問したのに対し、関税率が「それを上回るかもしれない」と答えた。

トランプ氏は在任中の2018年6月、中国からの輸入品500億ドル分に25%の関税をかけると発表。米中間では20年に合意が成立するまで、報復関税の応酬が続いた。バイデン政権も前政権時代の関税をほぼ維持している。

トランプ氏は番組の中で、11月の大統領選に中国が介入を図るだろうとも発言。有権者に身分証明書の提示を義務付け、郵送投票をやめるなどの不正対策を改めて主張した。

中国の習近平(シーチンピン)国家主席は昨年11月にバイデン氏との会談で、米大統領選には介入しないと明言した。一方で米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は先週、中国のハッカーが米国への攻撃を計画しているとの警告を発した。

トランプ氏はさらに、習氏について「私の在任中、とても良い友人だった」と語り、中国の繁栄を願っていると強調した。

中国が台湾を統一しようとした場合に介入するかという質問には直接答えず、介入すれば「私が中国と交渉する力が損なわれる」と主張した。

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