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中国は24年米大統領選に介入しない、習氏がバイデン氏に約束 CNN EXCLUSIVE

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昨年11月、米加州でのAPEC首脳会議で顔を合わせたバイデン氏(左)と習近平氏/ Kevin Lamarque/Reuters

昨年11月、米加州でのAPEC首脳会議で顔を合わせたバイデン氏(左)と習近平氏/ Kevin Lamarque/Reuters

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席が米国のバイデン大統領に対し、2024年米大統領選に中国は介入しないと告げていたことが31日までに分かった。昨年11月、両首脳が会談した際に伝えたという。先週には中国外相も、バイデン政権の国家安全保障担当顧問に同じ内容を確約したとされる。当該のやり取りに詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。

これまで報じられなかった習氏とバイデン氏とのやり取りは、数時間にわたる米カリフォルニア州での会談で交わされた。会談の狙いは、歴史的水準に高まった米中の軍事的、経済的緊張を緩和することだった。

情報筋の1人によれば選挙介入の件を取り上げたのはバイデン氏で、やり取り自体は短いものだったという。

先週末にはタイ・バンコクで、中国の王毅(ワンイー)外相とサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が再びこの問題を話し合った。王氏はサリバン氏に対し、習氏がバイデン氏に確約したのと同じ内容を告げたとされる。具体的には中国政府として、今秋の米大統領選に介入することはないと約束したという。情報筋が明らかにした。

情報筋によれば、中国が米国の選挙に介入するもしくは影響を及ぼす可能性は、両国の高官レベルの会談でこの数カ月間再三話題に上ってきた。

中国は大統領選への介入を控えるとしているものの、同国のハッカーらは依然として潜在的な影響力を持つ存在だ。彼らは米国の主要なインフラに足場を築いている。

過去数カ月間、米国の国家安全保障担当当局者は、中国のサイバー要員が海事や輸送部門のコンピューターネットワークに潜入していると公に警告している。中国政府はこれらのシステムにアクセスすることで、自国が台湾に侵攻した場合に米国が行うあらゆる軍事的対応を妨害する可能性がある。

米国家安全保障会議(NSC)は、バイデン氏と習氏、サリバン氏と王氏による上記二つの会談で選挙介入が議題に上ったのかどうかコメントを控えた。CNNは中国外務省にコメントを求めている。

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