米裁判所、中絶の権利求め州提訴した妊婦に合法の手術認める判断 テキサス州

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人工妊娠中絶を求めて州当局を提訴したケイト・コックスさん/Kate Cox/AFP Handout

人工妊娠中絶を求めて州当局を提訴したケイト・コックスさん/Kate Cox/AFP Handout

(CNN) 米南部テキサス州に住む妊娠20週の女性が人工妊娠中絶を受ける権利を求めて州当局を提訴した件で、同州裁判所の判事は7日、女性が合法的に妊娠中絶の手術を受けることができるとする判断を下した。

テキサス州法では妊婦の死亡や、体に大きな障害が残ることを防ぐ場合を除き、妊娠約6週以降の中絶が禁止されている。今回の判断は、医療上の例外規定を巡る議論の大幅な進展を意味する。

ケイト・コックスさんは今週、同州オースティンの連邦地裁に対し、州が定める中絶禁止の一時的な差し止めを求めた。法に抵触する懸念から、手術を受けることができずにいたためだ。

訴訟の内容によるとコックスさんの胎児は18トリソミーという染色体異常と診断され、出生後も数日しか生きられないとみられている。

裁判所の判断を受け、テキサス州のパクストン司法長官はコックスさんの担当医に対し、裁判所の命じた中絶手術を行うことにより依然として何らかの点で民事及び刑事上の刑罰を受ける可能性があると警告した。

米紙ニューヨーク・タイムズによればコックスさんの訴訟は、連邦最高裁判所が昨年、中絶禁止の判断を各州に委ねるとの決定を下してから、個人が裁判所命令による中絶を求めて訴えを起こした最初の事例の一つと考えられる。

31歳のコックスさんは、この1カ月のうちに激しい収縮痛や原因不明の分泌物などの症状で、救急病院に3回駆け込んだ。これまでに帝王切開を2回経験していることから、今回の妊娠を継続することで重い合併症を起こし、子宮の破裂や摘出などで生命の危険にさらされたり、将来の妊娠が困難になったりするリスクが高い。

コックスさんの弁護士は、コックスさんが可能な限り迅速に中絶手術を受けられる方途を探っていると述べた。ただ本人とその家族、担当医の安全のため、手術をいつ行うかを公表するつもりはないとした。

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