銃撃事件の容疑者逮捕、婚約間もない警官が犠牲に 米ロサンゼルス

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銃撃事件の容疑者逮捕、警官が犠牲に 米ロサンゼルス

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡でパトカーに乗っていた警官が銃撃されて死亡した事件で、同郡保安官は18日、容疑者の男が逮捕されたと発表した。

発表によると、逮捕されたのはケビン・カタネオ・サラザール容疑者(29)。16日にパトカーで信号待ちをしていた同郡保安官補のライアン・クリンカンブルーマーさん(30)を銃撃した疑いがもたれている。

クリンカンブルーマーさんは現地時間の16日午後6時ごろ、ロサンゼルス郊外のパームデールにある勤務先の駐在所近くで、致命傷を負った状態で民間人に発見された。

クリンカンブルーマーさんは死亡する4日前に婚約したばかりだった。

ロバート・ルナ保安官は、一般から寄せられた情報が容疑者の逮捕につながったとして謝意を表し、深い悲しみの中で職務を続けている警官に敬意を表した。

「皆さんにお願いがあります。これからもパームデール駐在所と、すぐ隣にあるランカスター駐在所、そして警官全員を支えてください」。ルナ保安官は死亡したクリンカンブルーマーさんが勤務していた駐在所前でそう訴えた。

「私たち警官や保安官補は日々、地域社会のために働き、第一線で自らの命を危険にさらしています。だから感謝してもらうことがたくさんあります。自ら志願してこの職に就いた男女と、その彼らにキスして行ってらっしゃいと言い、ただ無事に帰宅することを祈る家族がいるのです。しかしライアンの家族はもう二度と彼に会えません」

警察友愛会が今月公表したリポートによると、米国で2023年に警官が襲撃された事件は83件に上る。銃撃された警官101人のうち、15人が死亡した。

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