パトカーの保安官補が撃たれて死亡、容疑者情報に懸賞金3700万円 米

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米カリフォルニア州で、パトカーに乗っていた保安官補が撃たれて死亡した/KABC

米カリフォルニア州で、パトカーに乗っていた保安官補が撃たれて死亡した/KABC

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の都市パームデールで16日、パトカーで巡回中の郡保安官補(30)が銃撃を受けて死亡した。当局は17日、銃撃犯の逮捕につながる情報の提供者に計25万ドル(約3700万円)の懸賞金を出すと発表した。

郡保安官事務所の発表によると、保安官補は16日午後6時ごろ、パトカーの車内に意識不明の状態で倒れているところを市民に発見され、病院で死亡が確認された。パームデールはロサンゼルス市の北約100キロに位置する。

ロサンゼルス郡のルナ保安官は17日の記者会見で「極めて悪質な犯行だ」と述べた。

情報提供者への懸賞金としては、郡当局から10万ドルが承認される見通し。さらにパームデール市が10万ドル、ロサンゼルス保安官補組合が5万ドルを支払う。ルナ氏は「私の知る限り最大規模の金額だ」と述べた。

容疑者の特徴などは公表されていない。

ルナ氏によると、インターネット上で拡散しているビデオには、保安官補のパトカーとその隣を走る濃いグレーの乗用車が映っている。同氏は市民に、銃撃現場をとらえたビデオがあれば提供してほしいと呼び掛けた。

ルナ氏は特定の標的を狙った犯行との見方を示している。保安官補の制服を着ていたことが理由ではないかとしたうえで、捜査はごく初期の段階だと強調した。

同氏によれば、死亡した保安官補は勤続8年目で、5年前にパームデールに配属された。父と祖父も保安官事務所に勤務していたという家系で、わずか4日前に婚約したばかりだったという。

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