FBI、トランプ氏宅から機密文書11組押収 スパイ法違反の疑い

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FBIはトランプ氏の邸宅から機密文書11組を押収したという/Julia Nikhinson/AP

FBIはトランプ氏の邸宅から機密文書11組を押収したという/Julia Nikhinson/AP

(CNN) 米司法省が今週トランプ前大統領の自宅「マール・ア・ラーゴ」を捜索した際、11組の機密文書を押収したことが、12日に開示された裁判所の文書から明らかになった。捜索の理由としてはスパイ法違反の疑いなどが挙げられている。

同日開示された押収物のリストによると、回収された文書の一部には「最高機密/SCI」との記載がある。

捜索令状では捜査容疑として、スパイ法違反、司法妨害、政府記録の不適切な取り扱いの3つの連邦犯罪が挙げられている。これらの犯罪が記載されたことは、司法省が家宅捜索で証拠を収集する際、こうした犯罪を捜査する相当な理由があったことを示す。現時点で訴追された者はいない。

押収品リストでは機密文書の内容について詳しく述べていないものの、連邦捜査員が「最高機密/SCI」と記載された文書1組を押収したことが指摘されている。

捜査員はこのほか「最高機密(トップシークレット)」の文書4組、「機密(シークレット)」の文書3組、「秘密(コンフィデンシャル)」の文書3組を押収したという。

開示された令状によると、合計ではFBIは20以上の箱や写真の入ったバインダー、政府の機密文書、少なくとも1点の手書きのメモを押収した。

FBIは8日、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の邸宅を捜索した。その後数日、司法省は進行中の捜査に関する通常の慣行通り沈黙を保っていたが、ガーランド司法長官は11日、令状や押収品リストなどの開示を求めたと発表。一方で、司法省の仕事の一部は非公開で行う必要があるとも強調した。

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