共和党指名の知事候補、半数以上が前回大統領選の懐疑論者か否定論者と判明 米

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米共和党州大会で演説するメーン州知事候補のポール・ルページ氏=4月30日、米メーン州オーガスタ/Robert F. Bukaty/AP

米共和党州大会で演説するメーン州知事候補のポール・ルページ氏=4月30日、米メーン州オーガスタ/Robert F. Bukaty/AP

ただ、こうした状況はトランプ前大統領が再出馬すると予想される次回24年大統領選での民主主義の危機を予感させる。知事は選挙規則に関する法律への署名や拒否権、単独での規則の変更、重要な選挙当局者の指名、選挙結果の認証など、選挙運営で大きな役割を担う。

スイングステート(選挙のたびに民主党と共和党で勝者が変動する州)の一部で、バイデン氏勝利を激烈に否定した人物が知事と選挙を監督する州務長官に就任し、選挙を運営する可能性もある。

たとえばアリゾナ州では、知事候補のカリ・レーク氏、州務長官の候補者のマーク・フィンチェム氏はともにバイデン氏勝利を覆したいと考えている陰謀論者だ。ペンシルベニア州では知事が州務長官を指名するが、知事候補のダグ・マストリアノ氏は前回大統領選の結果をひっくり返そうと種々の手段を講じた熱心な選挙否定論者だ。ミシガン州の知事候補チューダー・ディクソン氏、州務長官候補のクリスティナ・カラモ氏は前回大統領選で同州ではトランプ氏が勝利していたと誤った主張をしている。

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