バイデン氏がジョーク連発、ホワイトハウス記者団の夕食会に出席

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任期中最後の夕食会で「オバマ、アウト」の言葉とともにマイクを落とすパフォーマンスを見せたオバマ大統領(当時)=2016年/OLIVER DOULIERY/OPPL/GETTY IMAGES

任期中最後の夕食会で「オバマ、アウト」の言葉とともにマイクを落とすパフォーマンスを見せたオバマ大統領(当時)=2016年/OLIVER DOULIERY/OPPL/GETTY IMAGES

4月初めにワシントンで開かれたジャーナリスト団体「グリディロン・クラブ」の夕食会に出席した政権閣僚らの間で新型コロナ感染が相次いだこともあり、集団感染への懸念が指摘されていた。ファウチ大統領首席医療顧問は81歳という高齢のため、個人的にリスクが高いとの判断から出席を見送った。

サキ大統領報道官によると、バイデン氏はリスクと自身の状況を考慮したうえで、報道の自由への支持を表明するために出席を決めたという。ただし用心のため宴会には参加せず、出席者らのテーブルから離れた壇上で席に就いた。

同氏はスピーチでも感染対策の参加条件に言及。新型コロナワクチンに対する懐疑的な報道が目立つ保守系テレビ局、FOXニュースの記者らも全員、追加接種まで受けて出席していると紹介して、会場から喝采を浴びた。

昨年から反バイデン派の合言葉になっている「レッツ・ゴー・ブランドン」というフレーズも、ジョークの題材になった。

このフレーズは、カーレースで優勝したブランドンという名前の選手のインタビューで、スタンドから上がっていた「くたばれジョー・バイデン」という声を、記者が「レッツ・ゴー・ブランドン」の掛け声として伝えたことが発端だが、バイデン氏は「ブランドンとかいう人物」が野党・共和党の支持を集めて絶好調らしいと語り、「よかったね」ととぼけてみせた。

同氏は会場のジャーナリストらに向けて、過去100年で報道の自由がこれほど重要だったことはないと強調した。スピーチの最後には、ノア氏にマイクを渡しながら「さあ、あなたが米合衆国の大統領をからかう番だ。でもモスクワと違って投獄されることはない」と、ロシアの強権政治を暗に批判していた。

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