高校生らが授業ボイコット、「ゲイと言ってはいけない」法案に抗議 米フロリダ州

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米フロリダ州オレンジ郡にある高校の生徒500人以上が授業をボイコットして抗議/Will Larkins

米フロリダ州オレンジ郡にある高校の生徒500人以上が授業をボイコットして抗議/Will Larkins

(CNN) 米フロリダ州の学校で性的指向や性自認について話すことを事実上禁止する法案に対し、同州オレンジ郡にある高校の生徒500人以上が7日、授業をボイコットして抗議した。

同法案は現在、州議会で審議されている。「ゲイと言ってはいけない」法案とも呼ばれ、反対派は性的少数者に対する差別の拡大やいじめ、自殺などにつながると主張してきた。

この高校では2人の生徒が抗議行動を主導した。生徒たちは「ゲイと言おう」「トランスジェンダーの子たちを守ろう」などと唱えて教室から退出した。

同州では先週も、各地の高校で同様のボイコットがあった。

主催者の生徒はCNNとのインタビューで、「この運動が続くことを当局に知らせたかった。法案が可決すれば至る所でデモが起きるだろう」「主権は私たちにある」と語った。この生徒は先週、州上院歳出委員会でも反対意見を述べた。

法案はすでに州下院を賛成69、反対47の賛成多数で通過。共和党が多数を占める上院で、8日にも採決にかけられる見通しだ。

共和党のデサンティス知事は法案を支持する立場を示している。法案は上院での採決とデサンティス氏の署名を経て成立した場合、7月に施行される。

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