警戒レベル最大の「レベル4」、香港などを追加 米CDC

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米CDCの渡航警戒「レベル4」に追加された香港の高層ビル群/Peter Parks/AFP via Getty Images

米CDCの渡航警戒「レベル4」に追加された香港の高層ビル群/Peter Parks/AFP via Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は7日、世界各地の新型コロナウイルス感染状況に基づいて毎週更新している渡航警戒レベルのリストを更新し、最大の「レベル4」に香港とニュージーランド、タイを追加した。

CDCは直近28日間の感染者が10万人あたり500人を超えた国・地域の警戒レベルを4として、渡航を避けるよう勧告している。

香港とニュージーランドは新型コロナウイルスの世界的な流行の間、孤立に近い状況を維持したことで、感染者数が比較的少なく、新型コロナウイルス対応の成功例とみられていた。しかし、オミクロン変異株によって感染が急増した。

香港では見慣れた風景が広がっている。死体安置所は満杯に近く、病院には患者があふれ、店舗の棚は空っぽになっている。香港は流行が始まってから厳しい規制を導入し、最近は国際便の香港到着便の多くが運航停止となった。

ニュージーランドでも感染数が急増している。ニュージーランドは国境再開に向けた取り組みを始めたばかりだった。

人気の観光地でもあるタイもレベル4に追加された。タイでは2月1日から、ワクチン接種を完了した外国人観光客について長期間の隔離をしなくても入国を認める「テスト・アンド・ゴー」プログラムを再開していた。

香港とニュージーランド、タイはこれまでは、直近28日の感染者が10万人あたり100~500人の「レベル3」に分類されていた。

新型コロナウイルスの感染件数は世界全体では1月下旬のピーク時より減少しているものの、専門家からは流行はまだ終わっていないと警戒する声が出ている。

レベル3に今回追加されたのは、英領アンギラ島、カーボベルデ、フィジー、メキシコ、フィリピン、アラブ首長国連邦(UAE)。いずれも、レベル4から引き下げられた形となった。

10万人あたりの感染者が50~99人の「レベル2」となったのは、アンゴラやジブチなどアフリカの9カ国だった。

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