ジュリアーニ元NY市長が新型コロナ陽性 トランプ氏発表
(CNN) トランプ米大統領は6日、顧問弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長(76)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことを明らかにした。
トランプ氏は同日のツイートで早期回復を祈った。本人は陽性の結果を発表していない。
ジュリアーニ氏は先月の大統領選をめぐるトランプ陣営の法廷闘争を主導し、全米各地を駆け回っていた。訪問先のイベントなどでは大半の参加者が屋内でもマスクを着用せず、同氏自身もマスクなしで参加者らと握手や抱擁のあいさつを交わしたり、並んで写真撮影に応じたりしていた。
最近では3日にジョージア州の州都アトランタで、選挙に関する州上院の公聴会に出席。休憩時間にはマスクを外して支持者らと交流する場面があった。
2日に訪れたミシガン州では4時間半にわたって州下院の公聴会に出席し、マスクを着けずに不正選挙の主張を展開した。
11月30日にはアリゾナ州で州議会の共和党議員らと会合を開いていた。
大統領選をめぐる過去1週間のイベントには全て、トランプ陣営の弁護士、ジェナ・エリス氏が同行していた。エリス氏の検査結果や隔離措置について陣営にコメントを求めたが、回答は得られていない。
ジュリアーニ氏の息子でホワイトハウス補佐官のアンドリュー氏も先月、陽性判定を受けた。父子はその直前、トランプ陣営の弁護団が開いた記者会見で同席していた。先月末には濃厚接触のあった陣営顧問も陽性となったが、ジュリアーニ氏は隔離の指針に従わず、激戦州への訪問を続けていた。