米カリフォルニア州の郵送投票、共和党が撤回求め提訴

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2018年のユタ州の郵送投票。カリフォルニア州で大統領選の郵送投票が認められたことに対し、共和党全国委員会(RNC)などが撤回を求めて提訴した/George Frey/Getty Images North America/Getty Images

2018年のユタ州の郵送投票。カリフォルニア州で大統領選の郵送投票が認められたことに対し、共和党全国委員会(RNC)などが撤回を求めて提訴した/George Frey/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米カリフォルニア州のニューサム知事が11月の大統領選で州内の全有権者に郵送投票を認めると発表したことに対し、共和党全国委員会(RNC)などが24日までに、撤回を求める訴訟を起こした。

民主党のニューサム氏は今月、新型コロナウイルス対策として、有権者が感染の心配なく選挙権を行使できるよう、全員に不在者投票用紙を郵送することを命じた。有権者は投票所へ出向くか、郵送で票を投じるかを選ぶことができる。

これに対しRNCと州共和党本部が、有権者の権利侵害だとして提訴した。

RNCのマクダニエル委員長は声明で、民主党が新型ウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)を党の利益追求に使おうとしていると非難。ニューサム氏の命令は選挙の公正さを損なう動きだと主張した。

郵送投票をめぐる与野党の対立は米国内のほかの州でも起きている。トランプ大統領も同様に、郵送投票を認める動きに強い抵抗を示してきた。

トランプ氏は24日午前のツイートで、郵送方式を認めれば「史上最悪の不正選挙になる」と主張。郵便箱から用紙が盗み取られ、「数千枚」が偽造されたり、署名の「強制」が起きたりするとの説を展開した。

こうした説に根拠はなく、これまでの研究でも郵送方式によって大規模な不正が起きたとの証拠は見つかっていない。

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