カリフォルニア州南部でM6.4の地震 火災や停電、負傷者も
ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州南部で4日、ほぼ20年ぶりとなる強い地震があり、震源に近い自治体が非常事態を宣言した。ラスベガスやオレンジ郡でも揺れを感じた。
地震の規模を表すマグニチュード(M)は6.4、震源はロサンゼルスから北へおよそ240キロ離れたモハベ砂漠西部のリッジクレスト付近だった。
米地質調査所(USGS)によると、M6.4の地震の後、M2.5以上の余震が少なくとも159回観測された。最も大きい余震はM4.6だった。
著名地震学者のルーシー・ジョーンズ氏は、50%の確率で1週間以内に再び大きな地震が起きると予想。20分の1の確率で、数日以内にもっと大きな地震が起きる可能性があると述べ、「M5を超す余震があるかもしれない」としている。
同氏によれば、今回の地震の前に、M4.2の前震が起きていたという。
震源に近いリッジクレスト(人口2万8000人)のペギー・ブリーデン市長は非常事態を宣言した。CNNによる市長のインタビューも、余震によって中断する場面があった。
市長によれば、地震によって5件の火災が発生し、ガス管が破断する被害が出ているという。
市内では停電も発生した。国立気象局(NWS)によると、同地の最高気温は37度を超える見通し。