対メキシコ関税表明 トランプ氏、側近の反対押し切っていた

トランプ大統領。ライトハイザー米通商代表部代表とムニューシン財務長官の反対を押し切って関税導入を表明していた/Win McNamee/Getty Images North America/Getty Images

トランプ大統領。ライトハイザー米通商代表部代表とムニューシン財務長官の反対を押し切って関税導入を表明していた/Win McNamee/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領が対メキシコ関税をめぐる政権内の協議で、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官の反対を押し切って関税導入の表明に踏み切っていたことが分かった。

発表翌日の31日、株価は下落し、共和党の有力上院議員からも反発が出たが、トランプ氏は動じない姿勢を示し、ツイッターに「今がその時だ!」と書き込んでいる。

トランプ氏の関税表明を受けワシントンには衝撃が走り、ホワイトハウスや連邦議会では、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定の批准の取り組みが暗礁に乗り上げるのではないかとの懸念が広がった。米経済はメキシコで生産される自動車や機械、食料品に大きく依存しており、2020年大統領選の選挙戦が始まるタイミングで米経済が減速する事態も懸念されている。

しかし不法移民流入の急増にいら立ちを募らせるトランプ氏は、ライトハイザー氏とムニューシン氏の警告を無視。5月30日には、メキシコが移民流入抑制のための措置を講じない限り、全てのメキシコ製品に輸入関税をかけると言明した。

複数の情報筋がCNNに明かしたところによると、議会で「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」への支持集めに取り組むライトハイザー氏は、関税を表明すれば協定批准の妨げになるとトランプ氏に警告。ムニューシン氏も、株式市場の動揺を招くと警告したという。

政権内の協議では、ライトハイザー氏とムニューシン氏が、トランプ氏の方針を支持したミラー大統領補佐官(政策担当)やナバロ大統領補佐官(通商担当)、マルバニー大統領首席補佐官代行と対立する構図となった。

ナバロ氏は31日朝の米CNBCテレビのインタビューで、今回の関税を「素晴らしい」と称賛している。

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