コンテナからコカイン1.4トン押収、86億円相当 米NJ州の港
ニューヨーク(CNN) 米ニュージャージー州ニューアークの港で先月末、コンテナの中から約1.4トンのコカインが押収されていたことが明らかになった。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社の発表によると、コンテナは南米コロンビアの西部ブエナベントゥラから運ばれた貨物の一部。ドアを止めるピンに不審な点があったため、税関・国境警備局(CBP)当局者らがコンテナを開けて調べたところ、白い粉の入った袋60個が出てきた。現地での検査によりコカインと判明したという。
押収されたコカインは時価7700万ドル(約86億円)相当。CBPによると、同港では1994年5月に約2.7トンのコカインが押収されて以来、史上2番目の量となった。
袋の後ろには合法的なドライフルーツが積み込まれ、船は同港からさらにベルギーのアントワープへ向かうことになっていた。
麻薬取締局(DEA)の捜査官によれば、コカインは密輸業者が扱いやすいようドア側に置かれていた可能性がある。密輸先が米国だったのか、欧州まで運ばれる予定だったのかは不明。今のところ逮捕者は出ていないという。