米政府閉鎖、「壁の予算確保まで解除せず」 トランプ氏が主張

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トランプ大統領は、政府機関の閉鎖について、「国境の壁」の予算が確保できるまでは解除されないとの見通しを示した/Win McNamee/Getty Images

トランプ大統領は、政府機関の閉鎖について、「国境の壁」の予算が確保できるまでは解除されないとの見通しを示した/Win McNamee/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領が要求するメキシコ国境の壁建設予算をめぐって与野党が対立し、連邦政府機関の一部が閉鎖されている問題で、トランプ氏は25日、壁の予算を確保するまで閉鎖は解除されないとの見方を示した。

トランプ氏はホワイトハウスから在外米軍にクリスマスのあいさつを伝えた後、記者団に「政府がいつ再開するとは言えない。私が言えるのは、呼び名は壁でもフェンスでもいいが、それを勝ち取るまで再開はないということだ」と語った。

米議会は紛糾したままクリスマス休暇に入った。上院は27日に審議を再開するが、与野党が歩み寄る気配はなく、予算をめぐる攻防は来年に持ち越される公算が大きい。

トランプ氏は24日、メキシコ国境ですでに約180キロ分の壁建設を承認しているとツイートした。25日も詳しい説明はないままこの主張を繰り返し、1月末に現地を視察するつもりだと語った。

トランプ氏はまた、閉鎖中の政府機関の職員らも壁の建設を支持していると主張。「職員たちは国境の安全を望んでいる。この国の国民が国境の安全を望んでいる」と話し、多くの職員から応援の言葉が寄せられていると述べた。

「壁を望まないのは民主党員だけだ。民主党は開かれた国境でいいと言うが、それは大量の犯罪を意味する」とも語った。

さらに、今年のクリスマスはフロリダ州での家族の休暇に加わらず、ホワイトハウスにとどまっていることを強調。「人々が苦しんでいる時に家族と過ごすのは間違いだと思った」と話した。ただしメラニア夫人は24日にホワイトハウスへ戻り、トランプ氏とともにクリスマスを迎えている。

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