トランプ氏、シュルキン退役軍人長官を解任 後任に主治医

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

退役軍人省のシュルキン長官が解任

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は28日、退役軍人省のシュルキン長官を解任し、後任に大統領の主治医ロニー・ジャクソン氏を起用すると発表した。

トランプ氏はツイッターで、シュルキン氏が米国や退役軍人のために尽力してきたことに謝意を表明。ジャクソン氏の使命が承認されるまで、ロバート・ウィルキー国防次官が長官代行を務めるとも明らかにした。

ホワイトハウス当局者は、シュルキン氏は窮地に立たされており、長官の役割を効果的に果たすことができていないと説明。シュルキン氏をめぐる雑音が政策課題遂行の妨げになっていたと述べた。

シュルキン氏をめぐっては、今年に入り退役軍人省監察官の報告書で、昨年の欧州訪問時に「深刻な職務怠慢」があったことが判明した。報告書はシュルキン氏が訪問の大部分を観光に費やし、テニスのウィンブルドン大会のチケットを贈り物として受け取ったと結論づけていた。

トランプ政権の閣僚で今月更迭されるのはティラーソン国防長官に続き2人目。過去2カ月では他にも複数のホワイトハウス高官が辞任したり解任されたりしており、ホワイトハウス西棟では混乱と不透明感が広がっている。

ジャクソン氏は現役の海軍軍医で、准将から少将に昇進させる人事案が先週発表されていた。

2006年からホワイトハウスの医療チームに加わっており、13年にはオバマ前大統領の主治医に指名された。トランプ氏の大統領就任後も引き続き主治医の役割を務め、すぐに絆を築いていた。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]