ボディランゲージから読み解く、トランプ米大統領の思考

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長い握手はマクロン仏大統領(右)との主導権争いか。軍配はどちらに?

長い握手はマクロン仏大統領(右)との主導権争いか。軍配はどちらに?

しかしトランプ大統領の場合、「押しのけた後のボディーランゲージから判断すると、一番高い地位にいるのが自分の権利だと信じている様子がうかがえる」とジェームズ氏は言う。

握手して引き寄せる動作

人と握手しながら相手を強く引き寄せる動作は、昨年の大統領選挙の当日にペンス副大統領と握手した時や、連邦最高裁判事のゴーサッチ氏任命を発表した時に見せていた。

こうした動作は攻撃的で、見る者に不快感を与えると専門家は言う。しかしこれは単純に、自分が一番上であることを誇示する動作にすぎない。

長い握手

ブリュッセルで握手を交わしたトランプ大統領とフランスのマクロン大統領は、互いの手をなかなか離さなかった。

「マクロン大統領がこのゲームを仕掛けた」とボディーランゲージ専門家のルイーズ・マーラー氏は見る。「トランプ大統領は勝とうとしたが、この時は勝つことができなかった」

これに対して別の専門家のスティーブ・バン・アペレン氏は、「マクロン大統領が権力を誇示して、トランプ氏に対し主導権を握っていることを示そうとした権力争いの握手だったが、私の意見では、トランプ氏が勝った」と解釈する。

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