民主党予備選、ケンタッキー州は接戦

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南部ケンタッキー州と西部オレゴン州で民主党の予備選が行われた

南部ケンタッキー州と西部オレゴン州で民主党の予備選が行われた

(CNN) 米大統領選に向けた民主党の候補指名争いは17日、南部ケンタッキー州と西部オレゴン州で予備選が行われ、ケンタッキー州ではヒラリー・クリントン前国務長官とバーニー・サンダース上院議員が接戦を展開した。

両候補の間で抜きつ抜かれつの争いが続いたケンタッキー州では、開票率99%の時点でクリントン氏の得票率が46.7%と、サンダース氏の46.3%を上回った。

民主党の指名レースではクリントン氏が獲得代議員数でサンダース氏を大幅に上回り、大票田カリフォルニア州の予備選などが予定される6月初めには指名候補の座を確保する見通しだ。

しかし一方ではライバルのサンダース氏をいまだに退けることができず、選挙戦の手腕が問われている。本選に向けて党内を結束させることができるのかという懸念も指摘される。クリントン氏はサンダース氏に加え、共和党の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ氏を相手に、二正面の戦いを強いられている。

サンダース陣営の幹部はCNNとのインタビューで、ケンタッキー州での接戦は民主党員がクリントン氏の指名に「二の足を踏んでいる」兆候だと語り、「メディアはレース終了を宣言したいようだが、有権者はレースの継続を望んでいる」と主張した。

クリントン氏はこのところ連敗を喫してきたが、ケンタッキー州の予備選は同氏に有利な要因がいくつかあり、大勝に期待をかけていた。まず民主党員以外は投票できない「クローズド方式」で、サンダース氏に傾きがちな無党派層が参加していない点。クリントン氏が今回のレースで得意としてきた南部の州である点。そして夫のクリントン元大統領が1992年と96年の大統領選で同州を制し、夫婦ともこの場所に深いつながりを維持してきた点などだ。

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