オバマ米大統領、原油パイプライン計画を却下 論争に終止符

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カナダからメキシコ湾岸へ原油を運ぶ計画だった

カナダからメキシコ湾岸へ原油を運ぶ計画だった

米政府は気候変動対策を推進し続けており、米環境保護局(EPA)はこの夏、発電所からの地球温暖化ガス排出を制限する新規制案を打ち出していた。

オバマ大統領は6日、パリで行われる国連の気候変動会議に参加する意向を表明。二酸化炭素(CO2)の排出量削減などにすべての国が取り組む方向で国際的な合意を仲介したい考えだ。

ケリー長官は声明で、このプロジェクトを進めれば、地球変動との戦いで世界をリードする米国の力を大きく損なうとの考えが決断の主因になったと明かした。

一方、共和党のライアン下院議長はオバマ大統領の決断を批判。「この決定に驚きはないが、不快だ」と声明で述べた。来年行われる大統領選の共和党指名争いで首位を走るドナルド・トランプ氏もツイッター上で大統領の決定に失望の意を示した。

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