米CIA元職員、記者に情報漏らした罪で有罪判決

2015.01.27 Tue posted at 12:22 JST

[PR]

ワシントン(CNN) 米連邦裁判所は26日、米紙ニューヨーク・タイムズの記者に極秘作戦についての情報を漏らしたとして起訴された米中央情報局(CIA)の元職員に対し、有罪判決を言い渡した。

ワシントン・ポスト紙によれば、CIA元職員のジェフリー・スターリング被告は、イランの核開発計画妨害を狙ったCIAの極秘作戦に関する機密情報をニューヨーク・タイムズのジェームズ・ライゼン記者に漏らしたとして国防情報漏洩(ろうえい)などの罪に問われ、有罪を言い渡された。

ホルダー司法長官は「正当かつ適切な結果」とこの判決を評価する声明を出し、「被告が機密情報を漏らしたことで、米国家の安全を守るために行われた作戦が損なわれ、生命が危険にさらされた」と強調した。

米連邦捜査局(FBI)のコミー長官も、「我が国の機密を守るという宣誓義務に違反し、我が国を裏切った」とスターリング被告を批判。「FBIは引き続き、こうした事例の追及に力を入れる」とした。

この事件で検察側はライゼン記者にも召喚状を出し、報道の自由を巡る論議を巻き起こした。ライゼン記者は、情報提供者の氏名を明かすことを拒んでいる。

検察によれば、スターリング被告は、解雇されたCIAに復職することを狙って機密情報を漏らしたとされる。

スターリング被告とライゼン記者の間で交わされた電話や電子メールの記録といった証拠は見つかっていない。しかし検察側は、ライゼン記者の知人の中で、同記者の著書に書かれた極秘計画について知っていて、情報を漏らす動機のある人物はスターリン被告しかいないと主張していた。

ニューヨーク・タイムズはブッシュ政権当時、高官の要請に応じてライゼン記者の記事掲載を見送った経緯がある。同記者は2006年に出版した著書でこの内容を公表した。

スターリング被告に対する量刑の言い渡しは4月24日に行われる。

メールマガジン

[PR]

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]