NY、たばこ購入年齢を21歳に引き上げ 米大都市で初めて

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ニューヨーク(CNN) ニューヨーク市議会は2日までに、たばこ購入を許可する年齢を18歳から21歳に引き上げる条例案を可決した。ブルームバーグ市長が30日内に署名すれば成立する。署名から180日後に発効する。

米国の大都市で購入年齢を21歳以上としたのは初めて。小規模の都市ではマサチューセッツ州ニーダムが2005年、21歳とした例がある。ニューヨーク市の厚生行政当局によると、同市に隣接するニュージャージー州などの州や郡も05年、19歳に引き上げていた。

可決された条例案は電子たばこも対象としている。また、市議会が同様に承認した別の条例案ではたばこ関連製品の割引を禁止し、脱税を試みるたばこ販売業者の規制強化を求めた。

ブルームバーグ市長は市民の健康向上を図る施策に熱心で、今回の条例案に署名するのは確実視される。市長は先月30日の声明で、21歳への引き上げは新たな世代を喫煙に伴う健康被害や寿命減少から守る措置となると述べた。

一方で、条例案に対する市民の批判もある。地元のCNN系列局によると、「成人なら個人で考えるべき問題」などの声が出ている。

ニューヨーク市は昨年9月、市長が主導する形で砂糖入り飲料の大型サイズの販売規制をレストランなどで打ち出してもいた。ただ、ニューヨーク州の最高裁判所はこの規制を無効とする判断を示した。

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