シアトルで高まる「マリフアナ観光」熱、大麻カフェや栽培地めぐりも

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反対派は、シアトルやデンバーでマリフアナ観光が盛んになれば、市のイメージ低下や不法行為の横行を招くと危惧する。一方で起業家は、このチャンスを逃すまいと躍起だ。

シアトルの弁護士事務所に所属するヒラリー・ブリッケン弁護士のもとには、ビジネスモデルの確立や法的問題のクリアに向けた相談が相次ぐ。ゲーム喫茶、大麻カフェ、マリフアナを持ち込んで専門家の助言が受けられるバーといったアイデアのほか、マリフアナを使ったアダルト製品開発について助言を求めてきたアダルト関連企業もあるという。

さらにはワイナリー観光と同様に、大麻畑ツアーやオーガニック大麻農場ツアーなどの構想を描く起業家もいる。現在は医療用大麻に限定されている大麻栽培農家も、新規顧客の開拓に期待を寄せる。

シアトル地域では少なくとも2件のバーが、大麻の持ち込みを認める会員制のクラブを開設した。医療用大麻関連の免許を持ち、大麻製品のベーカリーを営むクリストファー・ラセック氏は、マリフアナ入りブラウニーやクッキーといった製品を患者向けに販売しており、新しい法律によって観光客にもこうした製品を販売できるようになると大きな期待を寄せる。

観光客のためにはガイドブックも必要だ。スマートフォン向けに医療用大麻を処方する薬局の案内アプリを提供しているシアトルの新興企業リーフライのブレンダン・ケネディ最高経営責任者(CEO)は、グルメガイドのマリフアナ版発行に意気込みを見せている。

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