絶滅した「世界最大の鳥」の卵が競売に 鶏卵の百倍の大きさ
(CNN) 17世紀に絶滅した巨大な鳥、エピオルニスの卵の化石が、近く競売にかけられる。落札価格は4万5000ドル(約420万円)にも上る見通しだ。
英オークション大手クリスティーズが、4月末にロンドンで競売にかける。
卵は高さ約30センチ、直径約20センチと、人間の頭を超えるほどの大きさ。通常の鶏卵の約120倍に相当する。
かけらをつなぎ合わせた化石と違い、完全な形で発見された。クリスティーズがこのほどその姿を公開し、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。
エピオルニスはアフリカ大陸南東沖のマダガスカル島に生息し、当時、羽のついた動物では世界最大とされていた。背の高さは約3メートルと、ダチョウよりはるかに大きい。羽を使って飛ぶことはなかったという。