観光客受け入れ再開の日本、外国人が戻らない理由は?

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浅草の浅草寺を訪れた人々=6月29日/Tomohiro Ohsumi/Getty Images

浅草の浅草寺を訪れた人々=6月29日/Tomohiro Ohsumi/Getty Images

(CNN) アジア諸国が段階的に外国からの旅行者受け入れを再開している。だが観光客はなかなか戻らず、特に日本はその状況が際立っている。

日本は今年6月、夏の観光シーズンを前に受け入れ再開を大々的に発表した。入国管理局の統計によると、6月10日~7月10日の間に入国した観光客は約1500人。コロナ禍の前の2019年に比べて95%減った。

かつて観光地としてあれほど人気があった国に、なぜ観光客がなかなか戻らないのか。

日本が現時点で受け入れているのは個人ではなく団体の観光客のみ。欧米人は自由を好み、決まった日程に従って行動したがらない人が多いため、これは大きな問題だった。

「私たちにベビーシッターはいらない」。かつて日本を頻繁に訪れていた米ニューヨークのメリッサ・ミュジカーさんはそう言い切った。

夫とともに6回ほど東京を訪れたことがあるというミュジカーさん。22年に受け入れが再開されたと聞いて早速再訪を計画したが、制限を理由に断念した。代わりに次の休暇は韓国で過ごすことにしたという。

「隔離は望まない。それは大きな要因だった。ただ行ってブラブラして買い物して、高いすしが食べたいだけ」とミュジカーさん。ビーチよりも都会が好きなこと、コロナ禍の間に韓国ドラマにはまったことも、ソウル旅行を決めた理由だった。

完全解放に踏み切らない日本の政策の対象はビザだけではない。多くの場所で今もマスク着用が求められ、団体ツアーは料金が高く、入国時には隔離が義務付けられていることから、売り込みは難しい。

訪日客向けの会員制サービス「Arry」創業者のケイティー・タム氏によると、コロナ禍の前までArryの会員は香港や台湾、韓国、シンガポールなどアジアからの旅行者が多数を占め、日本を年に何度も訪れたり、連休を利用して気軽に旅行したりしていたが、20年から同サービスは休止状態を余儀なくされている。

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