超長距離フライト、続々誕生の理由<1> 片道18時間?

2017.08.11 Fri posted at 09:50 JST

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(CNN) 今度、長距離便の中央席で身動きが取れなくなってしまった時は、長い空の旅がこれほど快適な時代は歴史上かつてなかったという事実に慰めを見いだそう。

カタール航空はこのほど、カタールのドーハからニュージーランドのオークランドまでの1万4539キロを片道17時間30分で結ぶ世界最長の路線を就航させた。航空会社の運航体制とともに乗客乗員の耐久力も試される快挙だ。

時差ぼけの解消や、気圧の変化や酸素濃度の低下を完全に緩和する方法はまだ見つかっていないものの、空の旅がここまで来るのには長い道のりがあった。

第2次世界大戦が勃発するまで、世界最長の商業便はKLMオランダ航空が運航。オランダのアムステルダムとインドネシアのバタビア(現在のジャカルタ)を結んでいた。

距離7000カイリ(約1万2690キロ)に及ぶこの旅程は体力が真に試されるものだった。最終目的地に到着するまで少なくとも6日を要し、全体で15~20カ所の中継地点に止まった。

これは現代の長距離便の現状とはかけ離れた光景だが、航空機技術が発展を続けるなか、16時間や17時間、ときには18時間にまで及ぶノンストップ便が登場しており、またしても旅行客の限界が試されている。

カタール航空の前に世界最長路線を運航していたのは湾岸諸国のライバル企業、エミレーツ航空だ。2016年3月、ドバイからオークランドまでの1万4200キロをノンストップで結ぶ路線を発表した。

一方、オーストラリアのカンタス航空は18年3月に、同国パースと英ロンドン間の1万4498キロを結ぶ便を就航させる方針。オーストラリアと欧州を直接つなぐ初の定期旅客便となる見通しだ。

こうした記録的な長距離便の登場が相次いでいる背景には、燃費効率の向上がある。

次回「超長距離フライト、続々誕生の理由<2> 鍵は燃費」は8月12日公開

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