山寺・立石寺 長い石段の先に待つ至極の眺望

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石段を上り下りする参拝者の中には互いに声をかけ合う人も多く見られる

石段を上り下りする参拝者の中には互いに声をかけ合う人も多く見られる

1015段の石段に悪戦苦闘

宝珠山をうねりながら上る1015段の石段は、大仏殿のある奥之院へと続く。この石段を1段ずつ上るたびに煩悩が1つずつ消えると言われる。

途中、中学生の一団に遭遇したが、どうやら彼らはその話を聞かされていなかったようだ。多くの生徒たちが、階段の手すりにつかまりながら、大げさな悲鳴を上げていたが、中には陸上選手のように一段抜かしで階段を駆け上がる生徒もいた。

しかし、これは頂上を目指す競争ではない。むしろ、参拝者たちの間には明らかな仲間意識が見られた。

頂上から下りてくる人たちは、上っているわれわれを励ますように会釈し、多くの人がすれ違う際に「こんにちは」と声をかけてくれた。

幸い、休憩の理由には事欠かない。

何千枚もの1円玉が埋め込まれた断崖の壁の前に立つ石像や、寺を彩る炎のように真っ赤な紅葉など、途中、立ち止まって一息つくのに最適な場所がたくさんある。

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