米ネットフリックス、1~3月期で新規会員1600万人 自宅待機の増加受け
ニューヨーク(CNN Business) 米動画配信大手ネットフリックスは21日、会員数が今年の1~3月期に1600万人増え、全世界で1億8300万人に達したことを明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により自宅待機を余儀なくされる人が増える中、ドキュメンタリーシリーズの「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」などヒット作が出たことが寄与したとみられる。
1~3月期の利益は7億900万ドル(約764億円)と、前年同期の3億4400万ドルから2倍以上に膨れ上がった。売り上げは28%増の57億ドルだった。
ネットフリックスは株主向けの書簡の中で、今回の業績の伸びが新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自宅待機の増加を受けてのものであるとの認識を表明。競合他社でも同様に、視聴回数の伸びや新規会員数の増加が確認されていると述べた。
また今後は自宅待機の措置が解除されるにつれて視聴回数、新規会員数ともに増加ペースが落ちると予測したうえで、会社としても「早くそうなるのを望んでいる」とつづった。
ただ4~6月期にも750万人の新規会員が見込めるとしている。
現在はいくつかの国を除く世界中のほとんどの地域で番組制作が停止している状況だが、4~6月期はすでに公開準備が完了している番組をスケジュール通りに配信する予定だという。