アップルが増収減益、iPhone販売減もサービス・ウェアラブル好調

「iPhone」は販売を減らすも、アップル全体の売上高は2%の増加を記録した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

「iPhone」は販売を減らすも、アップル全体の売上高は2%の増加を記録した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米アップルは30日、2019年7~9月期の決算を発表し、売上高が前年同期比2%増の640億ドル(約6兆9500億円)だったと明らかにした。純利益は同3%減だった。

スマートフォン「iPhone」の売り上げは9%減と振るわなかったものの、依然として売り上げ全体の過半を占めている。一方で、サービスやウェアラブルが好調だった。

アップルは売り上げの多くをiPhoneに頼っているものの、製品の多角化も進めている。ワイヤレスイヤホンの「エアポッド」や腕時計型端末の「アップルウオッチ」が好調なほか、「アップルペイ」の利用も拡大している。

「アップルミュージック」や「アップルTV」などのサービス部門の売上高は同18%増加した。アップルペイも好調だった。アップルによれば、7~9月期のアップルペイによる取引の処理件数は30億件でペイパルの件数を超えたという。

ウェアラブル部門の売り上げも54%増と大きく増えた。ウェアラブル部門は今では、パソコンの「Mac」部門と同規模となっている。アップルは、エアポッドの上位モデルでノイズキャンセリング機能が付いた「エアポッド・プロ」を発表している。

タブレット端末「iPad」も売り上げを17%増やした。アップルは先ごろ、「iPad Pro」の新モデルを発売していたほか、OSもiPad用の「iPad OS」も新たに用意した。

売り上げだけでみれば、iPadはアップルの中では小さな存在だが、同部門の成長はアップルにとって重要だ。アップルはマイクロソフトの「サーフェス」のような端末を製造していない。そのため、タブレットとしても使えるノートパソコンの市場が急速に拡大するなかで後れを取っている。しかし、新しいiPad ProとiPad OSを組み合わせれば、この市場でのアップルの競争力は高まりそうだ。

iPhoneの売り上げは9%の減少だったが、前の3四半期よりも落ち込みの幅は小さくなった。アップルのクック最高経営責任者(CEO)もアナリストとの電話会議で、iPhoneの販売に改善がみられたとしている。

中華圏での販売も7~9月期の売り上げは2%減と、今年前半の2けたの落ち込みからは改善した。クックCEOによれば、貿易摩擦の緊張緩和をはじめ、新製品や新サービスが好調なこと、価格の調整といった複数の要因が、アップル製品の同市場での競争力強化につながったという。

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