ザッカーバーグ氏、中国語で２０分間のスピーチ　北京の大学

ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ） 米交流サイト大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は２４日、北京の清華大学を訪れ、中国語で２０分間、同社の目標などについて講演した。

ザッカーバーグ氏は自身でフェイスブック上に「生まれて初めて中国語でスピーチした」と投稿した。講演では、世界に有意義な変化をもたらすためには「強い使命感」を持つことが重要だ、と話したという。

同氏はさらに「私がどのようにしてフェイスブックの使命を考え始めるに至ったか、つらい時は何を原動力にがんばってきたか、また１５億人にも上るフェイスブック利用者の将来を考えるうえで、我々の使命は何を意味するのか。これらについて直接語ったのは、いかなる言語でも初めてだ」と述べた。

講演の映像には英語の字幕が付いている。フェイスブックの歴史についての情報も盛り込まれている。

ザッカーバーグ氏は昨年、清華大学経済学部の理事会に加わった。同大学を「イノベーションの中心」とたたえ、「ここの多くの学生たちはテクノロジーやビジネス、政治分野の世界的指導者となるだろう」「この大学に協力し、学生たちと話す機会が得られて光栄だ。来年もまたうかがいたい」と強調した。

９月には中国の習近平（シーチンピン）国家主席とも中国語で会談。「世界の指導者と外国語だけで話したのは初めて。これは個人として記念すべき瞬間だと思う」と話していた。