米グーグル、組織再編を発表 持ち株会社「アルファベット」設立

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グーグルが持ち株会社「アルファベット」を設立すると発表

グーグルが持ち株会社「アルファベット」を設立すると発表

(CNNMoney) 米グーグルは10日、今年中に組織を再編し、事業全体を統括する持ち株会社「アルファベット」を設立すると発表した。

グーグルの共同創業者のうち、現最高経営責任者(CEO)のラリー・ペイジ氏がアルファベットのCEOに就任。セルゲイ・ブリン氏は社長に就く。現会長のエリック・シュミット氏は執行会長となる。

グーグルは1998年に設立され、2004年に米ナスダック市場に上場した。

新組織は公式ブログで発表された。基本ソフト(OS)「アンドロイド」、動画投稿サイト「ユーチューブ」、検索や広告などのインターネット関連事業に注力する「グーグル」はアルファベット傘下の子会社のひとつとなり、現上級副社長のスンダル・ピチャイ氏がCEOに就任する。

このほか生命科学部門の「ライフ・サイエンシズ」、自動運転や眼鏡型端末グーグルグラス、配送用無人機などの技術開発部門「グーグルXラボ」、長寿に関する研究に取り組む医療ベンチャー「カリコ」、投資部門の「グーグル・ベンチャー」「グーグル・キャピタル」などがそれぞれアルファベットの子会社となる。

ペイジ氏は「アルファベット傘下の各社が独立性を持ち、それぞれのブランドを伸ばしていくことが目標だ」と述べた。

グーグルが発表した今年4~6月期の売上高は177億ドル(約2兆2000億円)。検索サイトや提携サイト、ユーチューブなどを通じた広告収入が9割を占めた。好業績を受け、同社株は今年25%の上昇を記録している。組織再編の発表を受け、株価は時間外取引でさらに6%値上がりした。

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