インド当局、ポルノサイト857件への接続遮断を命令 反発も

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ロンドン(CNNMoney) インド当局はこのほどインターネット接続業者らに対し、ポルノサイト857件への接続を遮断するよう命じた。

通信当局の報道担当者がCNNMoneyに語ったところによると、同国のIT(情報技術)法に基づいて命令を出した。

同担当者によれば、最高裁は先月、ポルノサイトが性犯罪を誘発しているとする申し立てを審理。その際、広範な接続遮断の措置は司法判断ではなく政府が対処すべき事項だとして、遮断の請求を棄却していた。

当局が発表した17ページの文書には、「道徳と良識に反する」とみなされたサイトが列挙されている。専門家によれば、インド当局によるネット情報規制としては過去最大の規模となった。

同担当者によると、規制は一時的な措置。政府は今後、この問題について永続的な解決策を探っていく構えだという。

国民からはソーシャルメディアを通し、政府による「検閲」だと反発する声があがっている。

同国の著名映画監督、ラム・ゴパル・バルマ氏はツイッターで「見るべきでない人々の目に触れるからといってポルノを禁止するのは、事故が起きるからといって交通を遮断するのと同じ対応だ」と批判した。

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