「トイレ」にもハッカー侵入 ホームオートメーションに警鐘

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スマートフォンなどで操作できる家電が増えているが、専門家からは危険性を指摘する声も

スマートフォンなどで操作できる家電が増えているが、専門家からは危険性を指摘する声も

こうした製品が次々に市販され、未来のスマートホームは現実になりつつある。しかし、そうした製品が投げかけるセキュリティー問題については、メーカー側も消費者側も深刻な問題として受け止めていないと研究者は警鐘を鳴らす。

米国で2012年に出荷されたホームオートメーション製品は約150万。17年までに800万点に達する見通しだ。

セキュリティー研究者によれば、ネットワークに接続されればどんなものでも攻撃を受ける可能性があり、研究者たちは積極的にスマート製品の弱点を見つけ、メーカーに知らせているという。

ソフトウエアエンジニアのジェニファー・サベジ氏は、娘のために可愛いウサギの形をしたプラスチック製の玩具を購入した。このウサギはビデオカメラとマイク、無線ICチップ、スピーカーを備え、スマートフォンのアプリで操作できる。

サベジ氏はこのウサギを調べてコンピューターから乗っ取ることに成功。遠隔操作でビデオのライブ映像を見たり、監視カメラとして利用したりできることを実証した。

ホームセキュリティー分野は特に危険が大きいと言えそうだ。例えば暗証番号を入力するか、アプリを使って開錠するスマートドア。暗証番号はスマートフォンを使ってどこからでも変更できる。

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