屋内向け位置情報システムに熱視線 アップルも新興企業買収

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ビルの中でも精度の高い位置確認が行えるという

ビルの中でも精度の高い位置確認が行えるという

(CNN) 米アップルはこのほど、屋内向けの位置情報システムを開発する新興企業を買収したことを明らかにした。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどが伝えた。IT(情報技術)業界では最近、こうした技術が大きな注目を集めている。

ショッピングセンターで店を探したり、空港でゲートに向かったり、大規模なコンベンションホールで待ち合わせをしたり――。そんな場面で役立つのが、携帯機器用の屋内位置情報システムだ。

アップルが買収したのは、シリコンバレーを拠点とする設立2年のWiFiSLAM社。買収金額は2000万ドル(約19億円)と推定される。

アップルはこの1年、地図サービスの分野でライバルの米グーグルと競う姿勢を示してきた。グーグルマップの最新版では、世界13カ国の建物1万カ所余りについて、屋内地図の閲覧ができるようになっている。

また、昨年秋には日本のソニーと韓国のサムスン、フィンランドのノキアなどが、屋内位置情報サービスの提供に向けて業界団体「イン・ロケーション・アライアンス」を立ち上げている。

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