9歳少女が事故車から脱出、父の救助求め闇夜を奔走 米

9歳の少女は救助を求めて奔走したという

9歳の少女は救助を求めて奔走したという

(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡で24日未明、父と娘が乗ったスポーツ用多目的車(SUV)が高速道路脇を外れて谷に転落、意識のない父を助けようと娘が闇夜を奔走する出来事があった。

事故は同日午前1時ごろ、ロサンゼルス郡郊外の高速道路で発生。警察によると、車は相当な速度を出しており、何度か横転して道路から60メートル外れた位置に上下逆さまの状態で止まった。

停止後、娘は運転席の父の意識がないことに気付いた。車からはい出た娘はガソリンの臭いを感じてエンジンを停止。完全な暗闇の中、父の救助を求めようと歩き始めた。現地の警察官は「少女が歩いた一帯は非常に暗く、急勾配でやぶの生い茂った地域だ。この付近にはコヨーテもいる」と語った。

娘は約300メートル先に家の明かりを見つけ訪ねていったが、中から応答はなかった。父の様子を確認するため、娘は車にいったん戻った。今度は約60メートル土手を上って、高速道路に出て、明かりのともる地下鉄の駅を目指して2キロ弱歩いた。そこで1台のオートバイを止めて、警察に通報してもらった。

ところが、その頃までには警察官が事故現場に到着していた。少女の奔走も空しく、父親は死亡が確認されたという。

警察が発表した娘の証言によると、父と娘は友人の家から帰宅途中、急カーブを曲がりきれなかったという。警察は飲酒運転の疑いもあるとして調べている。

少女は軽い打撲などを負い、26日まで病院で手当てを受ける。

少女の姉は「2人は本当に仲がよかった。それだけに、とてもつらい」と心情を吐露。別の親族は「直面した状況を考えれば、娘はよくやった」と少女の努力をたたえた。

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