携帯電話に業を煮やした飲食店、「店に預けて割引ゲット」の制度

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食事中に携帯電話を店に預ければ飲食代5%を割り引いてくれる 写真提供=Eva Restaurant

食事中に携帯電話を店に預ければ飲食代5%を割り引いてくれる 写真提供=Eva Restaurant

ニューヨーク(CNNMoney) 食事中は携帯電話を店に預けてくれれば飲食代を5%割り引きます――。米ロサンゼルスのレストランがそんな方針を打ち出して評判を呼んでいる。

このレストランはロサンゼルスの目抜き通りにある「エバ」。オーナーシェフのマーク・ゴールドさんによると、1カ月ほど前から割引制度を始めて以来、来店客の推定40~50%が携帯電話を預けるようになったという。

「エバでは家庭的な雰囲気を大事にしたい」「人々の結びつきを取り戻してほしい」と話すゴールドさんは、いつも携帯電話ばかり使っている人たちにイライラしているという会話からこのアイデアを思い立ち、メニューに明記するようになった。

食事中の携帯電話利用を控えるよう客に呼びかける店は多数あるが、料金割引を打ち出したのは同店が初めてのはずだという。

来店客にも好評だといい、「大抵の人は、携帯電話のスイッチを切るという思い付きを気に入ってくれる。ただその機会がなかったり、考えたことがなかったりしただけにすぎない」とゴールドさんは言う。

食事中の携帯電話使用をめぐっては、バーモント州の飲食店がカウンターで携帯電話を使った客に3ドルの料金を上乗せする方針を打ち出したとの報道もあった。

また、首都ワシントンのレストラン「ローグ24」は昨年、携帯電話と写真利用の全面禁止に踏み切った。しかし後にその方針を転換して利用を許可したという。その狙いは、携帯アプリを通じて撮った写真を共有してもらうことだった。

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