NASA、タイタン探査ミッション「ドラゴンフライ」を発表

土星の衛星タイタンへの着陸が予定されるNASAの探査機「ドラゴンフライ」/JHU-APL/NASA

土星の衛星タイタンへの着陸が予定されるNASAの探査機「ドラゴンフライ」/JHU-APL/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は28日までに、土星最大の衛星タイタンの探査を行う新ミッション「ドラゴンフライ」を発表した。タイタンは太陽系で唯一、大気を持つ衛星。

NASAなどは2017年、土星探査ミッション「カッシーニ」の終了前にタイタンの近傍通過を実施していた。探査機「ホイヘンス」から送信されてきたデータを分析した結果、さらなる探査の候補としてタイタンが最適と判断した。

NASAのブライデンスタイン長官は声明で、タイタンは初期の地球に最も類似していると指摘。探査機「ドラゴンフライ」の計器を活用して有機化学的な調査や、生命の存在を示す化学的な痕跡の見極めを行う方針を示した。

NASAのニューフロンティア計画では土星探査のほか木星探査ミッション「ジュノー」や、探査機「ニューホライズンズ」による冥王星接近を行ってきた。今年1月1日には、太陽圏外縁部カイパーベルトにある最果ての天体「ウルティマ・トゥーレ」の観測も実施している。

ドラゴンフライにとって究極的な目標となるのは、インパクトクレーターの調査だ。こうしたクレーターでは過去に何らかの天体がタイタンに衝突した際、生命の重要な構成要素が混ぜ合わされたと見られている。

ドラゴンフライは火星探査車ほどの大きさの無人機で、全長およそ3メートル。

着陸後は2年半にわたりタイタンの周囲を飛行する。プロペラに加えそり形の着陸装置を持つが、地上走行を可能にする車輪は備えていない。

打ち上げは2026年の予定だが、タイタン到着は2034年になる見通しだ。

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