有人月面着陸に最大3兆3千億円必要 NASAが試算

NASAのジム・ブライデンスタイン長官/Aubrey Gemignani/NASA/Getty Images

NASAのジム・ブライデンスタイン長官/Aubrey Gemignani/NASA/Getty Images

ワシントン(CNN Business) 米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン長官は15日までに、米国人宇宙飛行士を半世紀ぶりに月面に再度着陸させる「アルテミス」計画の事業費に触れ、今後5年間で推定200億~300億ドル(約2兆1800億~約3兆2700億円)の追加支出が必要との試算を発表した。

CNN Businessの取材に述べた。NASA予算に毎年平均で40億~60億ドルが余分に必要となる。年間のNASA予算は約200億ドルとみられる。

NASA長官がアルテミス計画の必要経費の試算を公表したのは初めて。同計画では初の女性飛行士1人を含む2人を送り込み月面での歩行も予定。また、人類史上初めて火星へ飛行士を派遣する長期計画の一環ともなっている。

200億~300億ドルの必要経費は当初予想されていた額より少ないが、最終的な金額とは位置付けられていない。長官は、宇宙飛行は危険で何が起きるか予想出来ないため正確な額面を決めるのは不可能ともした。

必要経費については、行政管理予算局や最近復活しペンス米副大統領が率いる宇宙開発政策を担当する組織などと折衝しているとも指摘。トランプ政権内の結論が出れば、連邦議会に諮り、支持を求めるとした。

米国による有人月面着陸は当初、NASAが決めた2028年に設定されていた。しかし、ペンス副大統領は今年3月、前倒しして24年での実現を表明。ただ、前倒しに必要な機器類の準備や予算上の措置が遅れたり、一切なかったりするのが実情となっている。

米国が月面着陸などを成功させた最後のアポロ計画に費やした経費は250億ドル。現在のドル価値では約1500億ドル相当ともされる。

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