マイケル・ダグラス80歳、俳優復帰の予定なし でも引退宣言はせず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
チェコ共和国で開かれたカルロビ・バリ国際映画祭に出席したマイケル・ダグラス(80)=6日/Katerina Sulova/CTK/AP

チェコ共和国で開かれたカルロビ・バリ国際映画祭に出席したマイケル・ダグラス(80)=6日/Katerina Sulova/CTK/AP

(CNN) 「ウォール街」「危険な情事」などのクラシック映画で主演したアカデミー賞俳優のマイケル・ダグラス(80)が、「何か特別なことがない限り」、俳優に復帰する予定はないと語った。

「2022年以来、意図して仕事をしていない。止まらなければと気付いたから」。ダグラスはチェコ共和国で開かれたカルロビ・バリ国際映画祭で6日、記者団にそう語った。同映画祭には共同プロデューサーを務めた映画「カッコーの巣の上で」の50年記念で登場した。

「ほぼ60年の間、がむしゃらに働いてきた。撮影現場で倒れて死んだりするのはごめんだ。休みを取って本当に満足している」とダグラスは言う。

「心から復帰したいと思う気持ちはない。引退したとは言わない。もし何か特別なことがあれば復帰する。だがそうでなければ、妻(女優キャサリン・ゼタジョーンズ)の仕事を見ているだけで十分幸せだ」

IMDbによると、ダグラスは映画「ルッキング・スルー・ウォーター」とテレビドラマ「レーガン&ゴルバチョフ」の2作品が公開を控える。

俳優およびプロデューサーとしてのキャリアは70年に及ぶ。1976年には「カッコーの巣の上で」がアカデミー賞を受賞。87年の「ウォール街」では主演男優賞を受賞した。

1984年の映画「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」でのマイケル・ダグラス/20th Century Fox/Everett Collection
1984年の映画「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」でのマイケル・ダグラス/20th Century Fox/Everett Collection

2010年にはステージ4の咽頭(いんとう)がんと診断された。6日のインタビューで当時を振り返ったダグラスは、「化学療法と放射線療法を受けて幸運だった。同じ時期に、それほど幸運ではなかった友人も何人かいる。もし手術を受けていれば、私は話すことができなくなっていただろう。あごの一部を切除されて俳優活動も制約されていた」と語る。

がんを克服したダグラスは、マーベルのシリーズ作品「アントマン」「アントマン&ワスプ」「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出演を果たした。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]