国境警備施設で銃撃戦、容疑者の男射殺 警官など3人負傷 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州マッカレンにある国境警備施設で7日、戦闘服姿の男がライフル銃を発砲し、国境警備隊や警察と銃撃戦の末に死亡した。警官など数人も負傷して病院に運ばれた。
米国土安全保障省は、男が国境警備施設の入り口前で発砲し、「国境警備隊と地元警察が協力して無力化した」と発表した。この銃撃戦で、警察官2人と国境警備隊の職員1人が負傷して病院に運ばれた。
マッカレン警察によると、死亡したのはライアン・ルイス・モスケダ容疑者(27)。警察は同容疑者に関係するミシガン州の住所と、同州のナンバープレートが付いた車を突き止めた。容疑者の車からはもう1丁のライフル銃などの武器が見つかった。
モスケダ容疑者は数十発を発砲した後、国境警備隊員に射殺された。銃撃戦で負傷したマッカレン警察の警官のうち1人はひざを撃たれているが、命に別条はなさそうだという。
容疑者の動機などは分かっておらず、米連邦捜査局(FBI)が捜査を続けている。
容疑者の車には、人気ゲーム「コールオブデューティ」シリーズに登場する組織「コルディス・ダイ」の文字がスプレー塗装されていた。
モスケダ容疑者についてはこの日未明、現場に近い同州ウェスラコで、父親が行方不明を届け出ていた。