最重要指名手配の犯罪組織リーダー、マシアス受刑者の身柄確保 エクアドル
(CNN) エクアドルのダニエル・ノボア大統領は、犯罪組織「ロス・チョネロス」のリーダーで最重要指名手配犯のホセ・アドルフォ・マシアス(通称フィト)受刑者の身柄を25日に同国西部のマンタで確保したと発表した。
マシアス受刑者は殺人や麻薬密売の罪で禁錮34年を言い渡されて服役していたが、2024年1月に西部グアヤキルの刑務所から脱獄していた。
この脱獄をきっかけにエクアドルは治安が急激に悪化してノボア大統領が国内の武力紛争を宣言し、ロス・チョネロスなど国内22の犯罪組織をテロ組織に指定した。
米国務省は同年2月、エクアドルと大陸にまたがる麻薬密売や凶悪犯罪を理由として、ロス・チョネロスとマシアス受刑者に制裁を科した。
マシアス受刑者は米国に引き渡す予定だとノボア大統領は述べ、米国からの反応を待っているとした。